ホームページの目的を明確にする。

「ホームページの目的」とは何でしょうか？皆さんは「何の為」に、ホームページを作成したのでしょうか？
自社の「売上げを向上させる為」「新しい顧客を獲得する為」という回答が帰ってきそうですが、ホームページを見ている閲覧者（以下、お客様）の立場で考えれば、お客様は「お客様が持つニーズ（欲求）」を解決する為に、ホームページで情報を検索しているので、ホームページの目的は「お客様が持つニーズ（欲求）を解決」するものでなくてはなりません。

そして「お客様が持つニーズ（欲求）を解決」を踏まえ「お客様へ何を伝えたいか」が重要になります。

1. お客様へ「何」を伝えたいか。
2. どの様なホームページにするか？
3. ホームページの内容を「１つに絞る」。

お客様へ「何」を伝えたいか。

ホームページを作成する上で、重要なのが「お客様へ何を伝えたいか」です。「お客様へ何を伝えたいか」が皆さんの「ホームページの存在価値（目的）の全て」です。この部分がしっかり考え、練り上げられているホームページであれば、必ずお客様から支持されるでしょう。

そして「お客様へ何を伝えたいか」を踏まえ、どの様な「形態」のホームページにするのかを決めていきます。

どの様なホームページにするか？

まずは、皆さんがホームページを使って「何を」したいかを考え下さい。ホームページの形態を大きく分類すると以下の様になります。皆さんのホームページはどの分類に近いでしょうか。

1. 商品・サービスの販売
   
   

   直接「商品の販売」や「サービスの提供」を行う目的で作成するホームページ。「ショッピングカート」機能を使うことにより、お客様も迷うことなく注文へ導くことは可能ですが、以下で紹介する分類の中では一番難易度が高いです。

   制作にあたっては、プロの方と相談をし「ホームページを作成」する必要があります。又、ホームページ公開後も「アクセスアップ対策・ログ解析等」を行い、「売れる・儲かるホームページ」へホームページも育てていく必要があります。

2. サンプルの請求
   
   

   「サンプル（無料・割引価格）の提供」を行う目的で作成するホームページ。お客様がはじめて購入する時の「不安を和らげる効果」と、商品の良さを知って頂いた後の「リピーター購入の効果」が期待できます。

3. 資料請求の獲得
   
   

   商品やサービスに関する「パンフレットや冊子などの提供」を行う目的で作成するホームページ。お客様が「商品やサービスを比較」する為に資料を請求することが多く、「商品の販売」や「サービスの提供」にむすびつくことが期待できます。

4. メールアドレスの獲得
   
   

   お客様の「メールアドレスを獲得」する目的で作成するホームページ。メールアドレスは、メールマガジン等の提供を通して「販促活動に利用」できる為、「メールアドレスの獲得」を目的でホームページを作成される方は多いです。

5. 質問・苦情の受付
   
   

   お客様からの「質問や苦情の受付」を行う目的で作成するホームページ。「質問や苦情」処理を行う中で、「お客様の欲求（ニーズ）」を汲み取り、商品やサービス又はホームページへ反映させる

6. 情報提供
   
   

   お客様へ「情報提供」を行う目的で作成するホームページ。ある分野（テーマ）に特化した「大量でかつ質の良い情報」を提供することにより、その分野に興味のある見込客を集めることが期待できます。

7. 商品紹介
   
   

   お客様へ「商品紹介」を行う目的で作成するホームページ。「商品の販売」や「サービスの提供」が目的ではない為、商売にはむすびつきにくい。

8. 会社案内
   
   

   お客様へ「会社案内」を行う目的で作成するホームページ。会社概要・起業理念の紹介が主になる為、商売にはむすびつきにくい。

ホームページの内容を「１つに絞る」。

ホームページを作成する上で、もう一つ重要なのが「１つに絞る」です。インターネット上には、いろんなテーマの無数のホームページが有ります。その中で「他のホームページにないもの」を提供できない限り、皆さんのホームページをお客様は見てくれないでしょう。
お客様が見たいホームページにする、一つの方法は「ある分野（テーマ）に特化」した内容のホームページを作成することです。

まとめ。

1. 「お客様が持つニーズ（欲求）を解決」
2. 「お客様へ何を伝えたいか」
3. 「どの様なホームページにするか？」
4. 「ホームページの内容を１つに絞る。」

次章について

今回は、「ホームページの目的」についてお伝えしましたが、次章では、「サイト構成」についてお伝えします。